踏んではいけない!躾の美学

こんにちは!呉・東広島の工務店、豪建ホームの広報:坂本です

ブログVol.61は敷居のお話

最近、豪建ホームが手掛けたリフォームの中に 二間続きの和室があります

8畳と6畳、襖を除けると14畳の大広間

正月の親戚一同の寄り合い、法事の席等 家で行うのが当たり前だった時代、本家であるお宅には二間続きの和室は必須でした

今では 専用の貸しホール(部屋)の業者があり、あらゆるサービスを代行してくれる為、必須感が薄れてきました

そんな中、立派な床の間と仏間を持つ 二間続きの和室のリフォームの仕事を受け 嬉しく思ったのです

二間を隔てる敷居を見て、ブログVol.49に記した『畳のへりを踏むな』という語録同様

『敷居を踏むな』とも言われていた事を思い出しました

諸説ありますが・・・

建築目線で言うと、家を垂直に支えるのが『柱』であるように 水平に支えるのが『敷居』です

この敷居を踏み続けると歪みが生じ、結果その家が歪む訳です

それと併せて、敷居に入れた溝が擦り減り レールの役割をはたせなくなります

建造材その物の敷居を手直しするのは 畳の張替えよりはるかに手間が掛かります

家を大切に扱う「イロハのイ」です

同時に男女を問わず「躾の美学」で自身を高められます

どうか後の代にも語り継がれますように