すし宗 ―呉の老舗寿司店のリニューアル―玄関編

こんにちは!呉・東広島の工務店、豪建ホームの広報:坂本です

ブログVol.76は―すし宗さんの新店舗施工工事の玄関―のご紹介です

玄関は顔

顔である玄関引き戸は逸品です

入口ゲートに収まる引戸には組子細工を施しました

規則正しく並ぶ姿はシンプルなデザインでありながら、作り込みは非常に複雑で、その凛とした姿から見るものを感動させてくれます

この「組子細工」は釘などを使うことのない、言わば職人の技が光る伝統工芸です

数ミリからなる細い板に「ほぞ」や「切り込み」を入れたものを丁寧に手作業で組合せることで、あの正確で規則正しい模様を生み出してます

今回選んだのは『七宝組子』

七宝とは仏教の言葉で、金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚・瑪瑙(めのう)・しゃこといった宝物のことです

円(縁)がつながり無限に続く美しい吉祥文様です

家庭円満や富貴繁栄への願いが込められている。という事で 迷わずこのデザインに決めました

しかしながら、弊社では麻の葉模様の組子は得意とするものの、七宝模様は未開の技です

七宝組子細工が出来る職人さんを探すこと数日。やっと見つけ出した職人さんは島根県の方(組子細工は、島根県ふるさと伝統工芸品として認定されているのです)

無理をお願いしてご協力頂き「七宝組子」にこだわりを貫きました

近くをお通りの際は 是非!この美しい七宝組子をその目でご覧ください!

この美しい引戸から店内に足を踏み入れると、右には大きくアールを描いた白い壁

そして足元には白い玉石を敷き詰めたミニ庭園

「すし宗ワールド」の始まりです!