「暮らしの図鑑 木の種類を知ろう!〜針葉樹編~」

こんにちは、呉・東広島の工務店「豪建ホーム」の工務 山本です。

今日は、みなさんに「暮らしの図鑑 木の種類を知ろう!〜針葉樹編~」vol. 25をご紹介させていただきます。

 

家を建てる時に使用する木には、様々な種類があるのをご存知ですか?

色々な木の種類を適材適所に使うことで、家ができあがっていきます。

木の種類を大きくわけると、針葉樹(しんようじゅ)広葉樹(こうようじゅ)になります。

写真:針葉樹

針葉樹はソフトウッドと呼ばれ、柔らかく加工性に富み住宅では構造材をはじめ多様な使われ方をしています。

今回は針葉樹の種類についてご紹介します。

 

◉杉(スギ)

写真:スギ

日本で最も多く植林されており、特に今は大量に伐期(ばっき)のスギがあるため比較的安価で手に入りやすいそうです。

スギの名は「まっすぐ」に生えることに由来をしており、軽量で加工がしやすく、構造材や建具など幅広く使えます。

柔らかく肌触りもよいので、床・壁などの内装材にも適しています。

 

◉檜(ヒノキ)

写真:ヒノキ

日本ではスギの次に多く植林をされており、高級材として人気があります。

生長はスギに比べて遅いため、年輪は緻密(ちみつ)で狂いや反りも少なくなっています。

色はスギと比べて白っぽく、木肌には光沢があります。

耐久性、耐水性に富み、構造材、浴室用としても使われており独特な香りがほのかにします。

 

◉唐松(カラマツ)

写真:カラマツ

日本で唯一落葉する針葉樹で、生長が早く、中部地方では大量に造林してあるので安価で使いやすい材と言えます。

最近ではヤニを出さない乾燥方法も開発されているため、床材などにも使われるようになりました。

木目はかなりはっきりしており、針葉樹の中では堅い材になります。

 

◉赤松(アカマツ)

写真:アカマツ

材自体が大きく曲がりうねっていることがあるため、丸太のまま民家の梁などに使われることが多いアカマツ。

堅く、強度が高いので梁材として重宝されています。

ヤニが多く柱など直接手に触れる箇所には使えません。

またカビが生えやすく床下などにもご法度です。

 

◉檜葉(ヒバ)

写真:ヒバ

ヒバは精油成分であるヒノキチオールを含み、独特の強い匂いがします。

腐りにくく、カビやシロアリに強いため、床下の土台に使われていたり、また浴室にも適しています。

青森と能登が産地として有名ですが、中部地方に生えるアスナロも呼び方が違うだけで同じヒバになります。

 

どうですか?

針葉樹だけでもいくつか種類があります。

次回は広葉樹についてご紹介をします。