H様邸地盤補強から基礎配筋まで

5月下旬に地鎮祭を行ったH様邸がさまざまな工程を経て、基礎工事へ

 

こんにちは!呉・東広島の工務店、豪建ホームの広報:宮本です。

 

いくつかの台風が過ぎ去り、秋雨前線がまたもや豪雨を各地にもたらしている最中ですが
どんな天候であれ着々と建設工事は進んでおります!

注文住宅ができるまでには、実にたくさんの工程があることに今更ながらビックリ(・o・)
建築素人の私でもわかるように、これから完成までをお伝えできたらなと思います。
自分自身でもワクワクしながら家が完成していく様子を学びながら体験できることに喜びを感じている今日この頃です。

家を建てる状態に土地を準備するには、まずは地盤改良(地盤補強)が必要となり、地盤調査後その土地に合った補強方法にて準備がいよいよ始まります。

  

H様邸の場合は隣家との土地高低差が2mあることと、その斜面から建設予定枠までが1.5mと幅が狭い事もあり、柱状改良工法(セメント系固化材に水を加えスラリー状にしたセメントミルクを攪拌翼の先端から地盤に注入しながら混合攪拌し、柱状のコラムを築造する工法)が使われることになりました。

良く使われるスパイラル工法だとお値段は抑えられるのですが、上記条件の強度を満たすこと、特に地震や土砂災害に対しての対策が考慮されました。
ここは大事な大事な家を支える基礎の段階です。

 

次に行われるのが

 

遣り方(やりかた)
建物の位置や基礎の高さなどを決めるための作業です。これを基準にその後の工事が行われるので、とても重要な工程。わかりやすく言うと、建築家がつくった敷地配置図どおりに、実際の工事現場で建物をおさめるための重要なプロセスです。

根切り(根切り)
基礎を設けるために地盤面の下を掘削する作業のこと。根切りによってつくられた底面を「根切り底」と呼びます。地盤の状態を確認する意味でも重要な作業です。地盤の強度のほか、ガラ(瓦礫)が大量に混じっていないかを確認します。また、基礎断面図と照らしあわせて、深さ、幅に間違いがないかどうかも確認します。

地業(じぎょう)
この後「地業」と呼ばれる作業に移ります。根切り底を固めて基礎コンクリート打設の準備をする作業のこと。これによって、建物の荷重が地盤に均一に伝わり、不同沈下によって家が傾いたりするのを防ぐことができます。

防湿シート施工
この防湿シート(ポリエチレンフィルムなど)は、家を建てた後に地中の水蒸気が地面から室内に侵入するのを防ぐ役割を果たします。破れにくい厚さのシートを使い、根切り底までしっかりと敷き込むことが重要です。

捨てコンクリート打設
防湿シートの上から打設される「捨てコンクリート」は、この後行われる基礎の配筋作業の下準備のようなもの。水平に打設されているかを確認します。

 

基礎配筋
基礎コンクリートの骨組みに当たる鉄筋のことです。主筋、腹筋、あばら筋(スターラップ)などの種類があります。基礎は、建物にかかる荷重や、地震によって水平に生じる力を地盤に逃がす役割を持っており、構造上とても重要なものです。したがって、その骨組みである配筋については、本数、太さ、位置などが細かく仕様によって決められているのです。そのため、配筋が終わると監理者によって仕様通りに配筋がなされているかをチェックする「配筋検査」が行われます。

この上からスラブコンクリートが打設されて次の段階へと移ります。

 

 

今回はここまで。
毎日のように現場の様子が変わっていくのは素人が見てもワクワクです♪

 

ブログVol.96